有給休暇に理由は必要ない?ある?解決したいいくつかのギモン
毎日仕事をしていると「あ~疲れたな~休みたいな」「家で一日中ゲームしたいな」そんな気分に
なることってありますよね。
でも、正直そんな理由で有給休暇を申請するのは気が引ける・・・
気が引けるどころか認めてもらえないかもしれない・・・
そんな不安もあるでしょう。
そもそも有給休暇を取るのに理由は必要あるのでしょうか?必要ないのでしょうか?
気になるいくつかのギモンを解決していきます。
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Contents
有給休暇が欲しい!会社へ理由を伝える必要ない?ある?
あなたはどんな理由で有給休暇を申請していますか?
- 体調不良
- 旅行
- 冠婚葬祭
- 家族の看病
- 免許の更新
など、どうしても休まなければいけない時に有給休暇を使うという人が多いのではないでしょうか。
例えば、
- 一日ゴロゴロしていたい
- バーゲンに行きたい
- 恋人の休みに合わせてデートしたい
こんな理由なら有給休暇取りますか?
「いやいや、こんな理由で休むなんて会社には言えないし、体調不良などの嘘をついてバレたら怖いし」
そんな風に思ってしまいますよね。
実は、有給休暇の理由を会社に伝える必要はないんです!
有給休暇は、6ヶ月勤務し出勤率が8割以上の従業員に与えられる権利であるため、理由がなくても取ることができます。
「でも、申請書類には理由を書く欄があるけど?」
会社によっては申請書類も異なりますし、理由を書く欄を設けている会社も多いでしょう。
そんな時は詳しい理由を書く必要はなく、「私用の為」「私事都合」などを書いておけば問題ありません。
それすら書きたくないと言うのであれば、未記入でもいいでしょう。
有給休暇に理由は必要ないのにしつこく聞かれるのはナゼ?
有給休暇を取るのに詳しい理由を、会社に伝える必要はありません。
申請書には「私用の為」や未記入でもいいのです。
しかし未記入や私用で提出した場合、上司から理由を聞かれる場合があります。
「ちょっと用事があって・・・」
で納得してくれればいいのですが、それでもしつこく聞かれる時もあるでしょう。
もしかすると上司は【時季変更権】を使おうとしているのかもしれません。
【時季変更権】とは、繁忙期や他にも従業員が数名有給休暇を申請していて業務が正常に運営できないと判断したときに、会社側が有給休暇を別の日に変更できる権利です。
「有給休暇は取るのは構わないが、何も予定がないなら別の日に変更してもらいたい」
そういう理由から、どうして有給休暇が必要なのかを聞いている可能性があります。
繁忙期でもない、他に有給休暇を申請している人もいないという状況でしつこく聞かれたならイラっとするかもしれませんが、上司はただ単に部下が休みを取って何をするのか知りたいだけなのではないでしょうか。
どこかへ出かけるならおすすめスポットでも教えたいな~なんて思ってくれているかもしれません。
こちらからしたら放っておいてほしいところなんですけどね・・・
上司がコミュニケーションの一つとして理由を聞いているのであれば正直に話しても問題はありませんが、もしも「そんな理由で有給休暇を取らせる訳にはいかない」と言われたのならば法律違反になります。
理由は必要ないのに有給休暇を取る人が少ないのはどうして?
有給休暇は労働者に与えられた権利であるのにも関わらず、「取得しづらい」と感じている人が多く、あるアンケートによれば年間の有休取得日数が「5日以下」という人が50%を超えていて、その中に「0日」という人が14%もいたのです。
有給休暇に特別な理由は必要ありませんし、会社に休む理由を伝える必要もありません。
それなのに、どうして有給休暇を取る人が少ないのでしょうか。
こんな理由が挙げられました。
- 周りが有給休暇を取らないので、自分も取りづらい
- 休めばその分仕事が溜まってしまう
- 特別な理由がないのに休む事が許されない雰囲気がある
- 嫌味を言われる
- 休むと評価が下がりそうで怖い
- 同僚に迷惑をかけてしまう
- 休む理由がない
- 以前、申請を許可してもらえなかった
周りが有給休暇を取っていないから自分も取りづらいと感じたり、自分が休むことで仕事が溜まったり、周りに迷惑かけてしまいそうという気持ちから、休みにくいという気持ちは分かります。
しかし、何度も言っているように有給休暇は労働者に与えられた権利であるため、特別な理由がなければ休めない、休めば評価が下がる、申請を許可しないというのは法律違反になるので、会社と話し合う必要があるでしょう。
使い切れない有給休暇は買い取ってもらえる?
自分にどれくらい有給休暇があるのかご存知ですか?
「年間でみてもほとんど使ってないし、勤務してからもう何年も経つから結構溜まってるはず」
と思うかもしれませんが、実は有給休暇は2年で請求できる権利が消滅してしまうので使ってないからといって、ずっと残っている訳でもないのです。
使ってないのに消滅してしまうなんて損した気分になってしまいますよね。
それなら有給休暇を会社に買い取ってもらったらいいのでは?という考えにもなります。
しかし、会社が有給休暇を買い取ることは原則禁止とされているのです。
有給休暇は「心身の疲れを回復し、健康的に働けるようにすること」を目的とした制度であるため、最初からそれを会社が買い上げるということはできません。
ただし、買い取りできる場合もいくつかあります。
- 1つ目は、会社が労働基準法が定めた日数よりも多く有給休暇を付与している場合、この付与している日数分に関しては買い取りが認められています。
- 2つ目は、2年が過ぎて時効消滅してしまった有給休暇を買い取ってもらうことはできます。
あまりにも忙しかったので取得できなかった、取得できる雰囲気じゃなかった、そんな理由でほとんど有給休暇を取らずに消滅してしまったのであれば、会社に買い取ってもらえるように交渉しましょう。 - 3つ目は退職時です。
退職時に有給休暇を全て消化するという人が多いのですが、退職日が決まっていると有給休暇が残ってしまうことがあります。
この場合には残った日数を会社に買い取ってもらうことが可能なのです。
疲れた時には有給休暇を取ってリフレッシュしよう
いかがでしたか。
- 有給休暇に理由は必要ない
- 有給休暇は労働者の権利であり、会社が認めないのは法律違反
- 有給休暇の時効消滅は2年
これらを「知らなかった」という人も多いのではないでしょうか。
疲れたから休みたい、予定はないけどボーッとしたい、平日に思いっきりお買い物をしたい・・・
どんな理由でも有給休暇を取ってもいいんです。
ただ、有給休暇を取るときにはいくつかのことに注意しましょう。
- 予定もないのに繁忙期に休む
- 引き継ぎ業務を行わずに休む
- 楽しそうな写真をSNSに何度も投稿する
これらの事は同僚をイライラさせてしまう原因になってしまいます。
休むのは自分の為ではありますが、周りのことを考える必要もあります。
どれだけ休んでもいいと言われても、何も予定もないのに休みを申請するには少しは勇気のいることかもしれません。
休みにくいからこそ、休めたときには思いっきり心も身体もリラックスしましょう。
そうすることで、仕事のクオリティもきっと上がることでしょう。