大卒だって工場で仕事したっていいじゃない！

大学を卒業して就職をする。

どんなところへ就職したいですか？

やっぱり一流企業で仕事をしたい人も多いと思います。

大卒で工場勤務と聞くとどんなイメージを持つでしょうか。

「大学まで行ったのにどうして工場なの？」と思うかもしれません。

けれど、どんな仕事だって自分がしたいと思うことであれば恥ずかしいなんて事ありませんし、素晴らしい仕事なのではないでしょうか。

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大卒でも工場で仕事をしている人は多い

大卒で工場勤務と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。

「せっかく大学を卒業したのに工場で働いてるの？」

「どうして工場を選んだの？」

そんな風に思う人も多いのではないでしょうか。

確かに一般企業と比べてしまうと工場で働く大卒の人は少ないかもしれませんが、実際には大卒で工場勤務の人は多いですし、大学院を卒業した人だって働いています。

大手の工場の求人には応募資格が大卒以上となっているところもある程です。

大学を卒業して一般企業に入って営業職をしていたけれど、工場で仕事がしたいと転職する人も少なくありません。

工場勤務にも魅力的な面があるという事ですよね。

一言に工場と言っても仕事の内容はいくつかあります。

まずは事務系です。工場勤務と聞くとどうしても現場のイメージが強くなってしまいますが、伝票の整理や材料の管理、電話応対をしたり、パソコンでの入力作業なんかもあって一般企業の事務職と大きく変わりません。

次は技術系ですね。安全管理をしたり、生産技術、品質管理を任され理系の大学を卒業した人が就くことの多い仕事です。

そして工場と言えば現場作業ですね。この現場作業には実際大卒の人よりも高卒の人が多いようです。

大卒で工場の仕事を選ぶ！年収や昇格は？

大卒で工場の仕事を選べばどんな魅力的な面があるのでしょうか。

工場には高卒であったり、パート、アルバイトとして働いている人がたくさんいますが、大卒だと年収が違います。

工場の規模や勤務年数によって違いますが、大学を卒業し新卒で入社した場合の平均年収は、450万～550万円となり、高卒の平均年収よりも約180万円高いんです。

新卒でこの年収は結構多いですよね。工場だと夜勤があるためその手当が付いて給料も高くなります。

また大卒であれば契約社員や派遣社員ではなく正社員として雇われることも多いので昇給・昇格は高卒よりも5年程早いと言われています。

また高卒であれば現場作業が多くなりますが、大卒であれば事務系や技術系といった業種が幅広くなるのも魅力の一つと言えるでしょう。

そして、シフト制の工場であれば平日が休みになるというのもいいですよね。

せっかくの休みなのに土日だとどこも人が多くて嫌になるということがありますが、平日休みであれば混雑しているということが少ないので、色んな場所へ出かけるのも苦痛ではなくなります。

大卒は工場で現場の仕事ができない？

工場で働きたいと思っても新卒で入社した場合、大卒は営業に回される事が多いようです。

ただ、転職であれば最初から工場勤務になる場合もあります。

工場勤務は労働環境がいいと言われているため、転職したいと考える人も少なくありません。

では未経験であっても工場に転職することは可能なのでしょうか。

営業職から工場勤務に転職となると、未経験だし難しいのでは？と思うかもしれませんが未経験歓迎している工場は多いですし、これといった資格も必要ありません。

しかし、技術系となると専門の知識が必要となるので未経験者や文系の人は厳しいでしょう。

ライン作業であれば未経験者でもこなすことができます。

大切なのはミスすることなく丁寧に作業することなので、努力次第で昇格のスピードも早くなるかもしれません。

一つ注意しなければならないのは、工場勤務の志望動機です。

工場勤務は営業職とは違い、一人で作業したり単純作業になるので「楽そう」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

理系の大卒であれば物作りに興味があるというのは分かるのですが、文系の大卒だと面接官も「文系なのになぜ工場を選んだのか」と疑問に思う場合があるようです。

そのため、いかに自分が工場の仕事に興味があってこの仕事をしたいというのを伝えなければなりません。

間違っても「人と関わるのが苦手だから、単純作業だから」なんて事は言わないように気を付けましょう。

工場勤務に向いていない人もいる

工場勤務は初心者・未経験者でもできますが、向いていない人もいます。

現場作業では一人で単純作業をするという事が多いです。この単純作業が苦手な人はまず続かないでしょう。

同じ作業だと飽きてくるという人はミスに繋がり、周りに迷惑をかけてしまいます。

作業は一人でしますが、チームとして一つの物を作っているので自分がミスをすると他の人にも影響が出てしまうのです。

ミスが続けば人間関係も悪くなる可能性があります。

また規則正しい生活をしたいという人にとっても工場勤務は厳しいと言えるでしょう。

工場ではシフト制が多いために夜勤などもあります。二交代、三交代だったりして不規則な勤務となってしまうのです。

このように工場勤務は誰にでも出来るようであってそうではありません。

工場勤務でもストレスは溜まる

営業などの仕事に比べると工場勤務は単純作業になりますし、人との関わりも少ないためにストレスは少ないかもしれません。

しかし全くストレスがないというわけではなく、立ちっぱなしで作業するために肉体的に辛いと感じたり毎日同じ事の繰り返しだとモチベーションも下がります。

工場ではチームで一つの物を作るので、チーム内に苦手な人がいるとそれだけで嫌になってしまいます。

単純作業・人との関わりが少ないというのは工場勤務のメリットでもありデメリットでもあるのです。

工場で働きたいと感じた時に「楽そうだから」では働き続けることは難しいかもしれません。

「物作りが好きだから」という理由であればきっと長続きするでしょう。