中学校の部活の顧問にかかる重責がヤバすぎる
2017/09/28
中学校の頃は部活はみんな入っていて、土日は試合や大会に明け暮れるのが当然だと思っていました。
でもよく考えると顧問の先生にも家族がいるし、休みもないなんておかしいですよね。
自主的な活動がいつしか強制的な生活指導の色が濃くなり、今や、先生の生活も苦しめているという現状があります。
そんなに優劣をつける必要があるでしょうか。
無理をしないと根性がないと言われてしまうのでしょうか。
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中学校の部活の顧問の対応に不満
中学校の部活の顧問の先生についてご相談があります。
我が子の吹奏楽部では、前任の顧問の先生は、独身の男性教師でした。土日や夏休みなども休むことなく指導してくれ、しかも赴任期間も長いため、優秀な成績と伝統を守ることができたと思います。
ところが今年異動があって、顧問が変わり、今度は既婚で子どもがいる女性の教師になりました。
子供たちへの対応や、顧問の資質という面から、子供たちや保護者から不満の声があがっています。
保護者会では、先生の家庭事情や経験もあるので、比較するのはやめようということになり、特に吹奏楽部は、顧問の先生の負担も大きいので、保護者会としてもできる限りのサポートをしていこうという方針になりました。
しかし、肝心の先生のプライドが高いようで、外部講師などをサポートでつけようとしたところ、その話し合いに応じてくれません。
このままでは平行線で、子供たちの練習にも支障をきたしてしまいます。何か良い案はないものでしょうか。
中学校の部活の顧問に寛大になって
中学校の部活は顧問の先生次第という面もあると思います。
今まで相当の実績と伝統を誇った部活としては、納得がいかないところでしょうが、その逆の立場の学校もあるということも知っておかなければいけませんよ。
中学校では、部活のために土日や夏休みに活動する時は、必ず先生が学校にいないといけないそうです。
先生は休日出勤となり、完全なボランティアですが、都合が悪ければ部活が休みになることもあるでしょう。
全国大会で優勝したことのある某合唱部でも、顧問の先生は数年ごとに転任になるそうです。
顧問の方針は、日曜日は必ず休み、平日は最終下校の時間を守ることだそうで、サポートの先生はついていませんでした。
但し、生徒がしっかりしていて、先輩から引き継いだ伝統を基に新しいことにもチャレンジするという精神で自主的に活動しているので、先生は音楽づくりの心配をすればよいだけです。
歴代の顧問の先生たちが、先生が変わっても合唱部が変わらないような育て方をしてくださったんだと思っています。
歴史から見る中学校の部活の顧問とは
部活動はその歴史が戦前にあり、教育の一環として教師が関わりはじめたのが戦後と言われています。
仲間と協力して何かしたいことを追求することで、子供の成長に繋がると考えられていました。
戦後教育では自主性が重視されていましたので、その考え方に部活動があてはまったようです。
ところが、1970年から1980年代にかけて、部活動の意味が変わっていきます。
当時、非行など学校が荒れていた時代で、非行防止や管理する手段として部活動を見直すこととなったそうです。
生徒がしたいことを教師が支えるのではなく、生徒を管理するために部活動に加入するという動きに変わったのです。
学校によっては、部活動に参加することを半ば強制しているところもあり、参加しないと白い目で見られるような時代もありました。
優秀な部活動は表彰され、優劣をつけられ、それが高校進学へのバトンの一部になることさえあります。
冷静に考えるとおかしい話ですが、誰一人声をあげない状況が続いています。自主性などほど遠い部活動のほうがむしろ多いようで、一体誰のための部活動なのでしょうか。
最優先するのは、子供の安全を確保することと、教師の生活を守ることでしょう。その上で、子供がやりたいことをサポートしてもらえるような体制を作れたら良いですね。
現在の学習要領上の部活動の位置づけも曖昧なので、教師の役割も保護者が意見するようなものではないでしょう。
休日の部活を見直して
中学校の部活について、廃止する意見を持っている人も多いようです。
教師は、医者や議員同様、文句を言ってはいけないとか、間違ったことをしてはいけないというような風潮が多いようです。
しかし、同じ人間であり、プライベートもあるのですから、自分の生活状況に合わせた要望があって当然だと思われます。
教師であるがゆえに必要以上に過剰に指摘するのはどうかと思います。
部活動の顧問では、土日に活動しなくては試合にでれない等、どうしても意志に反しての仕事は出てくると思います。
そんな時に、過剰な手当は必要ないものの、必要経費や適切な評価や手当、或いは代休などの勤務状況の改善はできるかと思います。
教師の過酷な労働環境が、子供たちの安全を脅かしているかもしれません。
なにより、劣悪な環境では増々教師のなり手が少なくなり、更に教師の質が低下することになるでしょう。
ブラックすぎる部活の顧問の解決策
若手の教員らが、部活の顧問を引き受けるかどうかを選択性にしようと活動しているそうです。
インターネット上に署名を求めて運動しはじめたところ、三ヶ月間で集めた約2万3500人分を文部科学省に提出したそうです。「部活問題対策プロジェクト」とネーミングされたサイトで、30代の公立中学校の教師6名で作成しているそうです。
顧問を引き受けると、労働時間が長くなるだけでなく、授業の準備ができなくなるなど、負の要因が多いと指摘、解決策として、「教師に部活の顧問をする・しないの選択権をください」というキャンペーンを実施したそうです。
文部科学省が定める学習指導要領には、部活は学校教育の一環として教育過程との関連が図られるように留意することと記されていますが、国語や算数等の教科とは違い、教育課程に位置づけられているわけではありません。
部活動を強制的に生徒全員に取り入れる学校も少ないそうですが、事実をよく見極め、NOと言える環境をつくっていくことが今後の課題ではないでしょうか。